天文情報センターとは About us
センター長:渡部潤一
沿革
1994年 | 広報普及室発足 |
1995年 | 国立天文台ウェブサイト立ち上げ |
1996年4月 | 50センチ公開望遠鏡による定例観望会開始 |
1998年6月 | 広報普及室と新天体情報室と暦計算室がひとつになり、天文情報公開センターが発足 |
2000年7月 | 三鷹キャンパスの常時公開開始 |
2004年4月 | 天文情報公開センターに図書係と広報係が加わる |
2005年8月 | 天文情報公開センターを改組し、天文情報センターが発足 |
2011年 | レプソルド子午儀が国の重要文化財に指定 |
2014年 | 天文情報センターに国際普及室が加わる |
2019年4月 | 天文情報センターに周波数資源保護室が加わる |
2020年4月 | 天文情報センターに石垣島天文台が加わる |
2022年4月 | 天文情報センターに天文保時室が加わる |
2024年11月 | 天文情報センターにアーカイブ室が加わる |
広報室 Public Relations Office
「新しい宇宙の姿」をお手元に
室長: 山岡均
おもな活動内容
インターネットでの情報発信
国立天文台ウェブサイトを運営し、安定かつ継続的な情報発信を続けている。不定期にメールマガジンも発行。
プレスリリース
国立天文台の研究成果等のプレスリリースや記者会見の開催。
ネット中継、動画制作
日食や月食等の注目の天文現象や講演会をインターネット中継。動画の制作も。
市民天文学
すばる望遠鏡などの国立天文台の観測機器が生み出すデータを活用し、市民が参加する科学を通じて研究者とリンクする。
国際広報
プレスリリース等の英文での情報発信、海外ジャーナリストとの関係構築のための集会出展。
普及室 Outreach and Education Office
すべての人に天文学を
室長事務取扱: 縣秀彦
おもな活動内容
施設公開部門
普及室は、開かれた研究施設としての国立天文台の本部である三鷹キャンパスの公開や定例イベントを実施しています。 具体的な活動内容

施設公開
国立天文台三鷹キャンパスでは、今も残る観測施設や最新の研究を伝える展示室などを公開しており、団体見学にも対応しています。

4D2Uドームシアター公開
最新の観測データや理論研究に基づいて再現された宇宙の構造とその進化を全天周映像で投影するドームスクリーン「4D2Uドームシアター」の公開を行っています。

定例観望会
街灯りが暗い夜空を隠している都市部から頭上の宇宙を見上げて、天文学の面白さ・不思議さに触れる定例観望会(定員・申込制)を開催しています。

文化財関連イベント
国立天文台三鷹キャンパスに残る歴史的な文化財施設の見学イベントを実施しています。
イベント・教育部門
普及室は、広く天文学の普及と教育を目指したイベントを企画・実施しています。 具体的な活動内容
コンテンツ部門
普及室では、各部門で行う普及・教育活動の紹介、天文現象を体験し理解を深めるための参考情報などをウェブコンテンツとして発信していきます。その他、印刷物や教材などのコンテンツ制作にも取り組んでいます。 具体的な活動内容

ほしぞら情報
毎月の天文現象一覧とその見どころを解説する「ほしぞら情報」を制作・掲載しています。

教育全般(マカリィ)
研究観測で得られるFITS画像の解析用ソフト「マカリィ(Makali'i)」を天文教育普及目的に無償で提供しています。

宇宙図・一家に1枚シリーズ
国立天文台が企画、科学技術広報財団から発売されている科学ポスター「宇宙図」等のシリーズをウェブコンテンツにしています。

国立天文台望遠鏡キット
教育現場で活用できる性能と低価格の両立を目指し、国立天文台プロデュースの望遠鏡キットを制作・販売しています。
周波数資源保護室 Spectrum Management Office
天文観測環境の保護
室長: 平松正顕
おもな活動内容
会議と交渉
電波を発する機器の利用によって電波天文観測に悪影響が及ばないように、総務省や国際電気通信連合の会合に参加して、電波利用者と交渉しています。
調査研究
太陽光を反射して明るく輝く人工衛星や、街中の照明が、天体観測環境にどのような影響を及ぼすのかを調査・研究し、天文観測環境の保護に活かします。
暦計算室 Ephemeris Computation Office
日本の暦を決定する
室長: 片山真人
おもな活動内容
暦象年表の刊行
太陽・月・惑星の視位置やさまざまな天文現象などの情報を掲載しています。
暦要項の発表
暦象年表からとくに重要な情報を抜粋し、毎年2月の最初の官報で、翌年の暦要項を発表しています。
理科年表暦部の編纂
日本でもっとも信頼されている「自然界の辞典」として、90年以上の歴史をもつ理科年表を、多くの研究機関の協力を得て刊行しています。
図書係 Library
日本における天文学関係の拠点図書室
係長: 腰原伊織
おもな活動内容
天文学とその周辺分野における国内外の書籍を所蔵。
一般の方への図書室開放
平日には一般の方も図書室をご利用いただけます。
貴重書の保管・展示公開
江戸幕府天文方の所蔵していた和漢書を中心に和漢書、暦本、洋書を3000冊ほど所蔵しています。
国立天文台の研究者用に電子ジャーナルを提供
天文学・宇宙科学分野を中心に5000タイトル以上の電子ジャーナルを提供しています。
出版室 Publications Office
国立天文台の各種刊行物の編集・刊行
室長: 山岡均
国際普及室(OAO) IAU Office for Astronomy Outreach
Astronomy for Everyone, Everywhere — a joint project of NAOJ and the IAU


室長: Kelly Blumenthal
おもな活動内容
地域に密着したグローバルネットワーク
OAOは、120カ国以上、300人以上のナショナル・アウトリーチ・コーディネーター(NOC)による国際的なネットワークを運営しています。NOCは、天文学専門家、アマチュア天文家、教育者、天文愛好家で構成され、地域や地方レベルでOAOの目標を達成することを使命としています。NOCは異文化間で協力し、天文学コミュニケーションを通じて、お互いの課題に立ち向かうための架け橋を築いています。
グローバルな取り組みを通じて人々が天文学に参加する
OAOは、毎年10月に開催される大規模なグローバル・アウトリーチ・プロジェクト「世界中で宇宙を見ようよ100時間」を推進しています。さらに、年間を通じて3つの主要なグローバルテーマを支援しています。「天文学の女性と少女」(ジェンダ-問題への取組)、「Dark and Quiet Skies」(光害等に対する取組)、「インクルーシブ(包括的な)天文学コミュニケーション」です。私たちは、国連国際デー「天文学の女性と少女」(2月11日)や「先住民の日」(8月9日)にちなんだ活動を通じてこれらのテーマを支援します。
天文学コミュニケーションの専門化
OAOは、主にCommunicating Astronomy with the Public (CAP)の下にある一連の活動を通して、天文学コミュニケーションの分野の専門化に取り組んでいます。
CAPジャーナル は、天文コミュニケーションに関する唯一の完全オープンアクセス・査読付きジャーナルです。現在では完全にオンライン化され、世界中のコミュニケーションの実践を改善するために必要なリソースと最適な実践例をコミュニティに提供しています。
天文学コミュニケーションの経験と実践的な知識を共有することを目的としたCAP会議 は、OAOとIAUのCommission 2-天文コミュニケーション委員会の共同事業として2年ごとに開催されています。CAP会議では、これまでに“天文学コミュニケーションにおけるキャリア”や“科学コミュニケーションの科学”などのトピックが取り上げられました。
CAPトレーニングは、世界中の天文学コミュニケーターに専門能力開発の機会を提供しています。このプログラムは、今後数年のうちに、認定方法や、取り組みやすいモジュールを含めてさらに発展させる予定です。
OAOはまた、インクルーシブ(包括的)天文学コミュニケーションに関するCAPワーキンググループを運営しています。このワーキンググループは、多様性、公平性、インクルージョンに関する重要なガイダンスやリソースを提供し、最終的には天文学ができるだけ多くの人々に利用できるようにしていきます。
天文保時室 Time Keeping Office
日本の時を守る
室長: 布施哲治
おもな活動内容
中央標準時の決定・現示
セシウム原子時計(4台設置)およびNTPサーバーなどを運用し、日本の中央標準時を決定し、現示している。
アーカイブ室 Office of Historical Archives
天文学研究の温故知新を
室長: 渡部潤一
おもな活動内容
歴史的観測測定装置の保存・整理・活用・公開
国立天文台に残されている歴史的役割を果たした望遠鏡や観測装置の数々を保存・整理・活用をしています。
天体写真乾板の保存・整理・活用・公開
国立天文台に残されている写真乾板を保存・整理・活用をしています。
石垣島天文台 Ishigakijima Astronomical Observatory
もう一つの“すばる”-むりかぶし望遠鏡-による天文学のアウトリーチ
室長: 花山秀和
おもな活動内容
高品質な天体画像を発信
むりかぶし望遠鏡による高品質な天体画像の公開や天体観望会の開催等を通して天文学の広報活動を行っています。
天体観測を通して宇宙を学ぶ
天体観測に適した環境を活かし、学校等の団体見学受入れや体験企画の実施などの教育活動を行っています。
最先端の宇宙の謎に挑む
国内外の研究機関と連携し、むりかぶし望遠鏡による太陽系天体や突発天体などの最先端の観測研究を行っています。
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国立天文台 天文情報センター