宇宙と光のこと ~天文学を読み解くヒント集~

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「多波長観測で宇宙を読み解く」

ハワイの山頂にある口径8.2mのすばる望遠鏡や、チリの砂漠に66台のパラボラアンテナを広げたアルマ望遠鏡など、国立天文台は数々の望遠鏡を建設し、運用しています。なぜ、さまざまな種類の望遠鏡が必要なのでしょうか。夜空に輝く恒星は可視光線で見ることができます。しかし、宇宙を構成するのは恒星だけではありません。星の材料となる冷たい塵や、銀河を包む高温のガスなど、宇宙にある物質の大部分は、可視光線では見えません。そのため、宇宙誕生や進化の謎、星や惑星形成の謎を明らかにするためには、宇宙からやってくるあらゆる光(電磁波)のシグナルを観測しなければならないのです。ここで紹介する動画「多波長観測で宇宙を読み解く」は、遠い宇宙から届くさまざまな波長の光を観測することによって浮き彫りにされる宇宙の姿や天体の様子を紹介し、多波長観測の意義を解説する10分のビデオクリップです。多波長観測を知る手始めに、ぜひご覧ください。

2015.08.03