天体からの光を捉えるための位置計算
コンピューターで制御された大望遠鏡で特定の天体からの光を捉えようとするとき、その天体が見える位置はどのようにして知ることができるのでしょうか。 実は、特定の場所・時刻において、特定の天体が空のどの位置に見えるのかは、過去の観測の積み重ねから、正確に計算することができます。それによって、望遠鏡の制御だけでなく、来月の日の出時刻や来年の満月の日時、10年後の日食を見ることのできる地域なども正確に予測することができるのです。 今回紹介するのは、日常生活や天体観察に役立つ情報を皆さん自身で計算することができる2つのサービスです。「こよみの計算」では、場所と日時を指定して、太陽や月、惑星の出・入り時刻などさまざまな計算を行うことができます。「暦象年表Web版」ではさらに、二十四節気の日時、準惑星や小惑星の位置、恒星の位置、日食・月食の予測などの計算を行うことができます。
2015.12.08