第三回ユニバーサルデザイン天文教育研究会〜教材研究ワークショップ

  • 主催:国立天文台
  • 共催:国際天文学連合(IAU)国際普及室、天文教育普及研究会
  • 日程:2016年9月24日(土)〜26日(月)
  • 会場:国立天文台 すばる棟大セミナー室(24-25日)、国立天文台 コスモス会館会議室(26日、予定)
    交通アクセス / 三鷹キャンパスマップ (すばる棟はW1、コスモス会館はN1)
  • 参加費:1000円/人(情報保障費および茶菓子代)
  • 備考:前半2日間が一般にオープンの日本語メインのセッションです。
        3日目は外国人ゲストのための、英語による国際交流セッションです。
        なお、本研究会は、国立天文台の研究集会経費および天文学振興財団の国際研究集会開催
        助成を受けて開催されます。

研究会の背景と目的

ユニバーサルデザイン(UD)天文教育研究会とは、障害者などマイノリティの立場にある方々を意識した(広い意味での)天文教育の研究会です。今までに2回(2010年と2013年)開きました。
2010年 第一回研究会の集録サイトへ / 2013年 第二回研究会の集録サイトへ

今回(第3回)は、単なる講演(聞く・見る)にとどまらず、参加と体験を重視したワークショップ(参加する、体験する、自ら実践してみる)を中心に据えました。 20人以下のグループに分かれてのグループワークショップです。 「音の聞こえない世界を体験する」「触る感覚を研ぎすませる」など、様々な工夫が凝らされた15組のワークショップを実施します。

グループワークショップの意義をより大きくするには、参加者一人ひとりが、研究会終了後、今度は自分が主体となって、自分の周りで実践し広げていくスキルを磨く経験が肝要です。それが本研究会のゴールとなります。 なお本研究会はIAU国際普及室(国立天文台内にオフィスがあります)との共催であり、将来的にタイやインドネシア等近隣のアジア諸国への発信も念頭においています。そのためグループワークショップのキーワードは「低価格」としました。 近隣諸国から、関心が高い海外の天文関係者の方々も来日されます。

プログラム(敬称略)

1日目 9月24日(土)

  • 9:15 受付開始
  • 10:00-10:10 オープニング(趣旨説明)嶺重 慎(京都大学)
  • 10:10-10:40 特別講演(25+5)
  •  Amelia Ortiz-Gil(アメリア・オルティス-ヒル バレンシア天文台) インクルージョン天文学
  • 10:40-11:40 一般講演(15+5)×3
  •  臼田-佐藤功美子(国立天文台) 国立天文台三鷹におけるユニバーサルデザインの取り組み
  •  山口俊光(新潟大学) 障害のある人がPCを操作するいろいろな方法 ー安価にシンプルにできることを増やすには?
  •  宇野伸一郎(日本福祉大学) 音声による天文データ認識
  • 11:40-11:55 休憩

  • 11:55-12:55 特別講演(25+5)×2
  •  近藤武夫(東京大学) ICTによる障害のある児童生徒・学生への教育支援
  •  高谷恵美(京都大学附属病院) にこにこトマト できることは何でも ~できないことも工夫して~
  • 12:55-14:00 昼休み

  • 14:00-14:15 集合・移動
  • 14:15-15:15 グループワークショップⅠ
  • 15:15-15:30 休憩・移動
  • 15:30-16:30 グループワークショップⅡ
  • 16:30-16:45 休憩・移動

  • 16:45-17:15 全体ディスカッション
  • 18:00-20:00 情報交換会(懇親会)

2日目 9月25日(日)

  • 9:00 受付開始
  • 9:30- 9:40 趣旨説明 嶺重 慎(京都大学)
  • 9:40-10:10 特別講演(25+5)
  •  Wanda Diaz-Merced(ワンダ・ディアス-メルセッド 国際天文学連合・社会発展のための天文学推進室)
  •  天文学分野をより深く理解するための多角的な普及活動
  • 10:10-11:10 一般講演(15+5)×3
  •  長谷川貞夫・成松一郎 ロボットアームによる視覚障害者の仮想プラネタリウム構想
  •  Nicolas Jean Bonne(ニコラス・ジーン・ボン ポーツマス大学) 触れる銀河の画像を使った視覚障害者向け天文学普及活動
  •  一星昌利 (天プラ) 病院での天文教室
  • 11:10-11:25 休憩

  • 11:25-12:25 特別講演(25+5)×2
  •  佐藤文衛(東京工業大学) 太陽系外惑星探索の最前線
  •  広瀬浩二郎(国立民族学博物館) 「障害の宇宙モデル」の提案に向けて ー無視覚は無資格だけど無死角なり!ー
  • 12:25-13:25集合写真・昼休み

  • 13:25-14:00 天文台構内ツアー(オプション)
  • 14:00-14:15 集合・移動
  • 14:15-15:15 グループワークショップⅢ
  • 15:15-15:30 休憩・移動
  • 15:30-16:30 グループワークショップⅣ
  • 16:30-16:45 休憩・移動

  • 16:45-17:15 全体ディスカッション
  • 17:15-17:30 クロージング

1・2日目 ポスターと展示

  • 特別展示
    山田稔 出前展示を可能にするドーム形状ディスプレイ「どこでもドーム」 (および関連機器)の活用による、教育効果を含めた娯楽の提供

  • ポスター発表
    大川拓也(宇宙科学研究所) 「かぐや」データを利用した月の教材提供

3日目 9月26日(月)

  • 9:00-17:00 国際セッション
  • (プログラムは英語ページをご覧ください)

※1 日目、2日目の招待講演者の英語講演には、日本語訳がつきます。
※3日目は英語のみによる国際交流セッションです。

参加・講演申込み

参加および広いテーマの一般講演を募集します。参加・講演希望の方は件名を「参加申込み」あるいは「講演申し込み」として、下記フォームを用いて、できる限りメールでお申し込みください。

  • メール宛先:ud2016[あっと]prcml.mtk.nao.ac.jp
  • ([あっと]を@で置き換えてください)
  • (Faxでもお申し込みいただけます、0422-34-3810 まで)
  • 申し込みは締切ましたが、まだ席に若干の余裕がございます。参加ご希望の方は、至急お申し込みください。

申し込みに際しては、末尾の表の中から希望するワークショップを選んで、その番号をご記入ください。できる限り事前アンケートにもご協力ください。なお国立天文台からいただくサポートは、招待講演者およびワークショップのプレゼンターの旅費援助にあてるため、一般参加者への旅費援助はできかねます。ご了承ください。

※当日はテレビ局等の取材が入る予定です。画像・動画を撮影されたくない方は、受付でリボンを配布しますので、身につけてください。


(申込書ここから)


(1) 参加者情報

  • 氏名(ふりがな):
  • 所属:
  • 連絡先(メールアドレス、住所、ファックス番号のいずれかを記してください)
  •  メールアドレス:
  •  住所:〒 
  •  ファックス番号:
  • 緊急連絡先(できる限りメールアドレス(携帯も含む)か携帯番号を記してください)
  •  メールアドレス:
  •  携帯番号:

(2) 研究会参加日

  • (不必要な方を消してください)
  •  1日目 9月24日(土):参加・不参加
  •  2日目 9月25日(日):参加・不参加
  •  3日目 9月26日(月):参加・不参加
  • (注:3日目は外国人ゲストのための国際セッションです。)

(3) ワークショップの参加希望

  •  ワークショップ一覧(PDFファイル / textファイル)の番号(A1など)を記してください(空欄でも可)。
  •  60分ワークショップと120分ワークショップの2種類あります。
  •  60分ワークショップは、1日に2つまでお選びいただけます。
  •  詳しい内容は PDFファイル / Word (docx) ファイル をご覧ください。
  •  情報保障一覧については PDFファイル / textファイル をご覧ください。
  •  (情報保障:英語対応、視覚障害者対応、聴覚障害者対応について)
  • ※情報保障については、記述がなくてもリクエストがあれば対応を検討しますので、ご要望をお知らせください。
  • 25日に実施を予定していたB2「老眼鏡望遠鏡を使った太陽投影観察」はキャンセルとなりました。

  • (※記入例)
  •  第1希望:A1+A5
  •  第2希望:A8
  •  第3希望:A6+A7

  • 9月24日(土)
  •  第1希望:
  •  第2希望:
  •  第3希望:

  • 9月25日(日)
  •  第1希望:
  •  第2希望:
  •  第3希望:

  • ※人数が参加定員を超える場合には、ご希望に沿えない場合もございます。
  •  結果は、研究会の1週間前迄にはメールでお知らせします。

(4) 発表希望

  • 口頭発表希望・ポスター発表希望・発表希望なし(不必要なものを消してください)

  • ※発表ありの方
  •  発表題目:
  •  概要(2-3行):
  • パソコンプロジェクターを用意します。ほかに必要な機材があればお知らせください。
  •  必要機材:

  • ※口頭発表申し込み多数の場合はポスター発表への変更をお願いする場合があります。

(5) 懇親会(初日に会場にて、費用約3千円)

  • 参加・不参加(不必要な方を消してください)

(6) 最寄り駅からのガイドヘルパー

  • 希望する・希望しない(不必要な方を消してください)

  • ※希望する場合の利用日(不必要なものを消してください)
  •  9月24日:朝(行き)・会議終了後(帰り)・懇親会終了後(帰り)
  •  9月25日:朝(行き)・会議終了後(帰り)
  •  希望する場合の利用駅:JR武蔵境駅・京王調布駅
  • ※希望する方は緊急連絡先に携帯番号の記入をお願いします。

(7) 点字資料(視覚障害者に限る)

  • 希望する・希望しない(不必要な方を消してください)

  • 資料の電子ファイル(視覚障害者および聴覚障害者に限る)
  • 希望する・希望しない
  • 希望する場合のファイルの形式:

(8) 情報保障の希望

  • 手話通訳・パソコン要約筆記・磁気ループ・FMループ・希望しない(不必要なものを消してください)

(9) アンケート

  • 研究会の企画の参考にしますので、以下の項目にお答えください(空欄でも可)。
  • 1.ご自分のこれまで行った活動・バックグラウンド
  • 2.この研究会で議論してほしい内容
  • 3.この研究会または国立天文台に期待すること
  • 4.そのほか、要望すること  

(申込書ここまで)


問合せ先

  • メール宛先:ud2016[あっと]prcml.mtk.nao.ac.jp ([あっと]を@で置き換えてください)
  • 電話: 国立天文台 天文情報センター 0422-34-3688(平日 9:00-18:00)


※「障害者」の表記について
「障害者」の表記については、いろいろな立場の方々がそれぞれの考えに従い「障がい者」、「しょうがい者」などの表記方法を使用している例を最近よく見受けます。その一方で、「障害」の表現を変えることは、障害に対する認識の本質を変えることにはならず、かえって障害におけるさまざまな課題を遮蔽することにつながるという、障害者や障害者福祉の専門家らの意見もあります。本研究会の実行委員会としては、これらの状況を踏まえ、本サイト上で実行委員会が提示する文章については「障害者」と表記することとします。

ユニバーサルデザイン天文研究会実行委員会メンバー(五十音順)
青木真紀子(国立天文台)、伊藤哲也(国立天文台)、上田啓子(手話通訳士)、 臼田-佐藤功美子(国立天文台/IAU国際普及室)、宇野伸一郎(日本福祉大)、大江尚子(TeruTeruZa)、小野夏子(プラネタリウム解説員)、春日晴樹(JAXA)、 Lina Canas(IAU国際普及室/国立天文台)、北村まさみ(つくばバリアフリー学習会)、小谷野依久(JTB)、 齊藤啓子(天文教育普及研究会)、篠原秀雄(草加東高校)、柴田幸子(国立天文台/IAU国際普及室)、高橋一彰(放送大学)、 高橋真理子(星空工房アルリシャ)、高畠規子(国立天文台)、田中真理(府中市郷土の森博物館、星つむぎの村)、 富田晃彦(和歌山大)、西岡克浩(丹青社)、根本しおみ(国立天文台)、長谷川晃子(JAXA/ISAS)、 廣瀬彩奈(坂戸ろう学園)、藤田由紀枝(稲城市役所)、藤原晴美(天文教育普及研究会)、 真下弥生(ルーテル学院大学・東京神学大学 非常勤講師)、松岡義一(星つむぎの村、渋谷星の会)、嶺重慎(京都大)、 和田みさ(手話通訳士)