周波数資源保護室は、電波天文学の研究活動と他の電波利用業務との健全な共存関係を確立すること、光害を可能な限り軽減して美しい星空を維持すること、の2つを目的とした活動を行っています。
電波は私たちの身近な生活の中、様々な場所で利用されています。電波利用を円滑に行うための公的なマネージメント業務・会合の場で、電波天文研究を進めている立場から提言・活動を行っています。
また、国内研究機関が所有する電波天文観測局の諸認可手続き(電波天文業務受信設備指定申請)に関して、必要に応じアドバイス等行っています。
美しい星空は、全ての人々の共有財産です。
交通の安全などのための照明は必要ですが、工夫をすることによって空に漏れる光を減らすことは可能です。
また、多数の人工衛星があたかも人工の星のように見えてしまいますが、衛星事業者との話し合いを通じて少しでも影響を軽減することは可能です。
当ウェブサイトでは、周波数資源保護室の活動報告だけでなく、電波天文学研究の紹介や周波数マネージメントの必要性、また、光害防止活動についてお伝えします。

Global RFI distribution taken by the Forte Satellite (Courtesy by Dr. A. Tzioumis @ CSIRO, Australia)
131 MHzで衛星から測定したRFI(無線周波干渉)の分布図
News
2025年度
1月15日放送「森本毅郎スタンバイ!」の気になる街の話題を紹介するコーナーで、衛星コンステレーションが天文学に与える影響や人工衛星打ち上げの現状について解説しました。
2025年8月14日〜27日に夏の星空観察が実施され、有効データ501件から、「夜空の明るさ」等級ごとのデータ件数や、天の川が見えやすいと考えられる20等級以上の観測地点、継続観察登録地点における地域区分ごとの「夜空の明るさ」等級の件数・平均値・最大値等の結果が公開されました。 この調査は平成30年から継続して実施されており、調査結果が地域における光害や大気環境の状態に関する啓発材料として積極的に活用されることが期待されています。
2025.10.25:国立天文台三鷹キャンパス特別公開イベント「三鷹・星と宇宙の日2025」において、天文観測環境を守る活動について解説しました。
国立天文台 「三鷹・星と宇宙の日2025」において、電波と光の良好な天文観測環境を守る活動について、ポスター展示とスペクトラムアナライザーの実演で解説しました。
2025.06.17:7月19日にアストロノミー・パブ講座「美しい星空と自然環境を守るための光害対策」が開催されます。
国立天文台企画アストロノミー・パブに、平松正顕 周波数資源保護室長とダークスカイ・ジャパン代表の越智信彰氏が登壇します。平松室長は、国際的に大きな問題となっている衛星コンステレーションによる光害について紹介します。
●日時: 2025年7月19日(土) 18:30 - 20:30
●開催場所: 三鷹ネットワーク大学 ( 講義のみオンラインでのご参加も可能です。)
お申し込みはこちらから。(有料)
>> 三鷹ネットワーク大学 講座詳細
野辺山宇宙電波観測所を訪問される際は、45 m電波望遠鏡の天文観測に電波干渉を与えないため、指定エリアでは携帯電話の電源を切るか機内モードに設定していただくようお願いします。
2024年度
2025年1月20日〜2月2日に冬の星空観察が実施され、有効データ497件から、「夜空の明るさ」等級ごとのデータ件数や、天の川が見えやすいと考えられる20等級以上の観測地点、継続観察登録地点における地域区分ごとの「夜空の明るさ」等級の割合等の結果が公開されました。
平松正顕 周波数資源保護室長が、「電波天文の観測環境を守る〜世界無線通信会議2023参加報告〜」において、 国際的な電波利用の急増で電波天文が置かれた現状と直面する諸問題について解説しています。
「人工衛星が変える星空」の記事で、平松正顕 周波数資源保護室長が、増える人工衛星への懸念と天文観測への影響についてコメントしています。
朝日新聞GLOBEのウェブサイトにも、特集「光害(ひかりがい)」が掲載されました。
国立天文台「三鷹・星と宇宙の日2024」において、「みんなで守る天文観測環境」のタイトルで、 電波と光の良好な天文観測環境を守る活動について、ポスター展示とスペクトラムアナライザーの実演で解説しました。
Newton7月号に「増える人工衛星 天文観測に支障」(2024年4月26日朝日新聞掲載)が掲載されました。
朝日新聞に「増える人工衛星 天文観測に支障」(2024年4月26日)が掲載されました。 平松正顕 周波数資源保護室長が、増える人工衛星への懸念と、天文観測との共存についてコメントしています。
国際社会経済研究所 (IISE) のnoteに平松正顕 周波数資源保護室長のインタビュー記事「人工衛星の「光害」は、社会に何をもたらすか」が掲載されました。 人工衛星の急増が天文観測や星空へ及ぼす影響や、現在検討されている光害対策等について、国際的な議論も含めて詳しく解説しています。
トップの画像は長野県の野辺山宇宙電波観測所です。
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