宇宙映像利用による科学文化形成ユニット

科学文化形成ユニットについて

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Last update:2012年3月2日


概要

科学文化形成ユニットロゴマーク  大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台は、三鷹市と連携して、平成19年度より文部科学省科学技術振興調整費<地域再生人材創出拠点の形成>に採択され、「宇宙映像利用による科学文化形成ユニット」を実施する運びとなりました。
 本事業は、国立天文台が所有する4次元デジタル宇宙映像やすばる望遠鏡の画像等の研究資源を他研究分野や映像文化において、次世代映像として活用する人材の養成を目的としています。国立天文台の研究成果でもある技術が付加価値の高い映像制作と結びつき、三鷹市が国際的な3次元映像コンテンツ発信地域として活性化するとともに、天文学をはじめとする科学文化の形成が、市民生活の質の向上に貢献することをめざすものです。

地域再生人材養成ユニット名:
宇宙映像利用による科学文化形成ユニット
総括責任者名:
観山正見
提案機関名:
自然科学研究機構 国立天文台

※平成23年度より、科学技術戦略推進費によって運営されています。

科学技術戦略推進費(独立行政法人科学技術振興機構)

平成21年度評価結果「平成21年度科学技術振興調整費の評価結果について」

人材養成の目的・達成目標

本ユニットにおける人材育成は、次の2つの要素から成る。

(1)「科学映像クリエータ」(2年目より実施、5年間で36名)
(2)「科学プロデューサ」(1年目8名より実施、5年間で72名)

(1)では付加価値の高い映像コンテンツ制作によって国際競争力のある3次元映像コンテンツ発信地域の創成に繋がる高度な人材育成を行う。

(2)では、国立天文台が保有する4次元デジタル宇宙プロジェクト(略称:4D2U)や、すばる望遠鏡等の真正の科学リソースを、新たに社会で広く利活用できるよう、起業、産業化、ビジネス化への橋渡しができる人材を育成する。科学文化形成ユニットの運営は、国立天文台天文情報センターが中心となり、NPO法人三鷹ネットワーク大学推進機構や大学・企業等と連携しつつ養成カリキュラムを実施する。

科学文化形成ユニットの相関図

実施体制(PDF:124KB)

人材養成の手法

(1)では、実習形式のOJT型講座を開催して、実際に立体映像コンテンツを制作できる人材を輩出する。三鷹市およびその周辺地域には技術力のある企業や大学が多く存在するため、三鷹ネットワーク大学をハブとしてこれらの企業や東京工科大学、武蔵野美術大学等と連携し、現場でのインターシップも取り入れながら人材育成に取り組む。特に、地場産業であるアニメーション、映画、ITコンテンツ、ゲームソフト等において即戦力となる人材育成が見込まれる。

(2)では、科学を基盤とし、地域ニーズに合った新規事業を起業できる力をつけた人材の育成を主眼に、ベンチャービジネス力、科学コミュニケーション力、基礎的な科学力の養成を行う。

「立体映像と科学文化の街・三鷹」を目標に「地域の再生」を目指し、到達レベルの設定やその判断手法については、国立天文台や三鷹市、連携機関間でプログラム全体の評価と併せて検討・実施する。

実施内容(PDF:88KB)

理念

 都市化の進んだ住宅都市である三鷹市は、少子・高齢化の進行から都市型産業の立地によるまちの活性化としてSOHOやコンテンツ産業の集積・支援を行ってきた。

 自然科学研究機構国立天文台は、地域の他の教育研究13機関とともに「NPO法人三鷹ネットワーク大学推進機構」に参加し、広範な視点から地域に根ざした研究機関としてまちづくりに関わり、地域貢献を進めている。平成18年12月には三鷹市と地域振興に関する包括的な協定を結び、地域との連携を更に深めている。国立天文台は日本における天文学の中心として4D2Uや、すばる望遠鏡の研究成果を中心に、様々な宇宙映像コンテンツを保有しており、これらの知の集積を地域の活性化に活かす仕組みづくりのため、本ユニットでは、次世代映像コンテンツ産業を担う人材、科学資源を社会で利活用できる新たな起業者の育成、観光・教育・少子高齢化などの地域ニーズに貢献しうるコミュニティ・ビジネス人材を育成する。



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